テレワークで必要な社内データを共有するために、QNAP社製NASを導入してVPN接続やクラウド連携をおこなう企業が増えてきています。
しかし、顧客情報や機密情報などの重要データがNASに含まれているなら、流失を防ぐための手立てが必要です。
今回は、QNAPのNASを導入したとき、アクセス権や暗号化を設定して情報漏洩を防ぐ方法や、トラブル発生時のデータ復旧について解説します。
Contents
QNAPで情報漏洩を防ぐ方法とは
QNAPのNASはローコストで高価なデータサーバーに近い働きをさせることが可能です。テレワークを導入する際には、社内データを共有するための環境構築に役立ちます。
ただし、利便性だけに注目して情報漏洩への対策を怠ると、思わぬ損害を受ける可能性があります。
想定される事例としては、テレワーク社員や外部委託スタッフに社内データを共有するとき、業務と関係のない資料や情報を盗まれるケースです。
不正なアクセスを防ぐには、ファイルやフォルダ、あるいはユーザーごとにアクセス権を設定して、閲覧やダウンロードが自由にできないように制限しておく必要があります。
また、NASには重要なデータが入っているために盗難への対策もしておかなければなりません。
NAS本体に鍵をつけるなど持ち出し不可能な状態にしたり、人目につかない場所へ設置したりするなどの工夫ももちろん有効です。
もし盗まれたとしてもデータを読み取ることができないように、暗号化を事前に施しておけばさらに安全といえるでしょう。
QNAPのNASでアクセス権を設定する
管理者の設定ミスなどで、社員が自分の業務に関係のない機密文書や他部署のファイルにアクセスできたとしても、オフィスで堂々と見ることはあまりないでしょう。
しかし、テレワーク従事者が自宅やカフェなどから社内データにアクセスするとき、オフィスとは違い周囲には上司や同僚がいません。
閲覧だけでなく自分のパソコンへ抜き取って、悪用する可能性があります。
QNAPのNASでは共有フォルダごとにアクセス権を設定できます。
作成したフォルダの初期設定は「アクセス拒否」になっているので、アクセスを可能にするユーザーグループを選んでRO(ReadOnly=読み取りのみ)またはRW(Read/Write=読み書き可能)にチェックを入れます。
ユーザーグループに「everyone」を選択すると、ユーザー全体にアクセス権を認めることになるので注意してください。
また、管理者グループである「administrators」を選択する場合は、グループ内に権限を与えるべきでないユーザーが含まれていないか確認しておきましょう。
QNAPのNASに暗号化をおこなう
QNAPのNASは、アメリカ合衆国政府が採用している暗号化標準の「AES(Advanced Encryption Standard)」に基づいて暗号化をおこなうことが可能です。
暗号化されたディスクボリュームの読み取りや書き込みには、あらかじめ設定したパスワードが要求されます。
そのため、NASからHDDやSSDなどのストレージが抜き取られたりNAS本体を盗まれたりしても、暗号鍵やパスワードがなければ中のデータにアクセスすることは非常に困難です。
NASの機密性を保持するためにぜひ暗号化をおこなってください。
NASの暗号化はディスクボリュームを作成するときにおこないます。既存のディスクボリュームを暗号化したいときは、いったん初期化してデータをすべて削除しなければなりません。
すでに運用しているNASを暗号化させるには、新規にドライブを増設して暗号化ボリュームを作成してから移行することになります。また、暗号化したディスクボリュームを解除するときも初期化が必要です。 やはりその場合も既存データがすべて消えてしまうので、別のストレージへいったんデータを移動させてから初期化をおこないます。
特急データ復旧ウィンゲット ならQNAPの情報漏洩対策からデータ復旧まで全部おまかせ!
株式会社リプラスは、QNAP社製NASを採用した「GUARDIAN+R」を提供しています。
「GUARDIAN+R」は超高耐久HDDを採用し、同社が運営するクラウドサービス「TENMA」と連携して、利便性と安全性を両立させたテレワーク環境をつくりあげることが可能です。
また、無料で出張設定サポートをおこなってくれるので、NASのアクセス権や暗号化などの面倒な設定もまかせられます。
万一の際のデータ復旧や、機器本体およびHDD故障時の修理も無料です。
情報漏洩対策からデータ復旧までを丸ごとサポートしてくれるリプラスにテレワーク環境の構築をまかせてみてはいかがでしょうか。
フリーダイヤル:0120-703-845
- 北海道・東北 北海道 | 青森県 | 岩手県 | 秋田県| 宮城県| 山形県 | 福島県
- 関東 東京都 | 神奈川県 | 千葉県 | 埼玉県 | 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 山梨県
- 中部 愛知県 | 岐阜県 | 三重県 | 静岡県 | 富山県| 石川県 | 福井県 | 長野県 | 新潟県| 滋賀県
- 関西 大阪府 | 兵庫県 | 京都府 | 奈良県 | 和歌山県
- 中国・四国 広島県 | 岡山県 | 香川県 | 徳島県 | 高知県 | 愛媛県| 鳥取県| 島根県 | 山口県
- 九州・沖縄 福岡県 | 佐賀県 | 宮崎県 | 大分県 | 長崎県 | 熊本県 | 鹿児島県 | 沖縄県