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NASやパソコンの移動・設置で気をつけるべきことは?
事務所の移転や人員の配置変更によるオフィスのレイアウト変更や引っ越しは、働く上でよく行われることです。
そして、社員が多いほど大変なのが、パソコンや周辺機器の移動・設置作業です。
特に大型サーバーやNAS(Network Attached Storage)のように、複数名で共有で使用する精密機器の移動には気をつけたいところです。
移動中の事故や、設置場所の環境が原因で故障し、
「移転早々、中に入っていたデータがすべて見えなくなってしまった…!」
なんて取り返しのつかないことにならないよう、機器の移動・設置時におさえておくべきポイントと注意点をご紹介します。
また、万が一に備えて、移動する前にバックアップをとっておきましょう!
実際に移動する際の注意点は?
その1.正規の手順で電源を切る
電源コードを突然抜くなど、正規の手順を踏まずに電源を切ることで、NASやサーバー・パソコンなどに負荷がかかり、壊れてしまう可能性があります。
NASの場合、機種によって違いはありますが、管理画面からシャットダウンするか、
本体の電源ボタンをOFF、もしくは長押しすることで電源を切ることが可能です。
サーバーやパソコンの場合も、完全にシャットダウンしてから電源を抜きましょう。
その2.緩衝材を多めに、しっかり梱包する
NASやサーバー・パソコンなどの精密機器には、一般的に保存装置としてハードディスクが搭載されています。
そして、ハードディスク内部には「プラッタ」(磁気ディスク)と呼ばれる、磁性体が塗布している金属製の円盤と、情報を読み書きする「磁気ヘッド」が入っています。
一般的なハードディスクの場合、1分間におよそ5,400~7,200回転しており、「プラッタ」と「磁気ヘッド」の間は10数nm(ナノメートル)程度しか隙間がありません。
とても繊細な構造をしている機械のため、誤って床に落としたり、過度な揺れを与えると、それだけで致命的な損傷を与えることになります。
なお、ハードディスクの構造については、「ハードディスクは壊れるもの?よくある故障原因」でもご紹介をしておりますので、是非ご覧ください。
職場の移転など、NASやサーバー・パソコンなどの移動が発生する際は、より安全に移動させるために、多めの緩衝材でしっかりと梱包しましょう!
また、発送する際は封筒やレターパック等に入れて送るのではなく、ダンボール箱等をご用意ください。
その中に、新聞紙や緩衝材などを箱の中に隙間なく詰め込み、気泡入り緩衝材などで包んだハードディスクを入れ、ハードディスクが動かないよう固定しましょう。
なお、機器の梱包が上手に出来ないかもしれない…と不安があるときは、各運送会社様で展開されている、パソコン専用の梱包資材や精密機器専用の梱包資材を活用しましょう。
その3.設置後は、正常動作確認とIPアドレスの確認を行う
IPアドレスとは、NASやパソコンなどの、いわゆる住所のことです。
このIPアドレスは、設定で固定させない限り、ふとした拍子で簡単に変わってしまいます。
稀に、NASやサーバーを移設した後で正常起動しているのになぜかパソコンからアクセスができないということがあります。
移動した拍子にNASやパソコン、ルーターなどのIPアドレスが変化している場合、設定が一致せずに繋がらないなんてことも想定されます。
ネットワークが繋がらない場合は、一度システム担当者に問い合わせてIPアドレスの確認をしてみましょう。
どこに設置するのが安心安全?
NASやサーバー・パソコンのおすすめ設置場所
NASやサーバーの設置場所として、おすすめなのが「サーバーラック」の中です。
機器の振動・転倒防止対策などがあり、BOXの種類によっては防塵対策がされているものもあります。
サーバーラックには様々な大きさ・種類があります。
NASのみでデータ運用をされている場合は、NAS専用の小型サーバーラックもありますので、是非そちらをご活用ください。
NASやサーバーをどのような環境で使用すべきか?は、寿命や性能を引き出すためには非常に重要です。
最適な湿度・温度対策など、安全に運用するための5つのポイントをまとめたこちらの記事を是非ご覧ください。
また、パソコンはなるべく通気性の良く、埃のたまらない場所に設置するようにしましょう。
ついやってしまいがち…NGケース
NG 1.ホコリの多いところに設置してしまう
NASやサーバー・パソコンなどの設置で多いのが、床に直接置かれているケースです。
しかし、床上は精密機器の大敵であるホコリが非常に溜まりやすく、吸排気口にホコリがたまってしまうと熱が放出されにくくなり、早期故障の原因になってしまいます。
なるべく床やホコリの多い所から離して運用することを心がけましょう。
NG 2.過剰なタコ足配線をしてしまう
上記写真のような、1つのコンセントからマルチタップなどを使って多くの機器を接続する、「タコ足配線」もできる限り見直しましょう。
オフィスでは、NASやサーバー・パソコンをはじめ、プリンターやシュレッダーなど多くの電気機器が使われますが、 注意深く計算して機器を接続しないと、定格電力(連続動作状態で使用できる電力の最大値)を超えてしまって電力不足からの機器故障、さらには想定外の熱が発生して火災の原因にもなってしまいます。
また、ケーブルに足をひっかけて転倒や落下させてしまうことや、その際機器からケーブルが外れてしまうこともあります。
そのため、ケーブル類をまとめる処理を事前に行っておきましょう。
ケーブル類をまとめるには、100円均一などでも購入できるスパイラルチューブがお勧めです。
NASやサーバーのリプレイスも検討しましょう!
弊社おすすめのGUARDIAN+Rでおまかせ安心導入
さてここまでは、NASやサーバー・パソコンの設置方法、およびその注意点についてご紹介しました。
しかし、長年使用しているNASやサーバー・パソコンなどは、いつか故障が起きてしまうものです。
どこに設置してどれだけ気を使っていても、100%データを守ることはなかなか出来ません。
NASやサーバー・パソコン内部のハードディスクが精密機器である以上、故障のリスクからは逃れられません。
だからこそ、そのリスクを少しでも軽減するために、弊社では高い信頼性を誇るQNAP社製NASを採用し、高耐久HDDを搭載した、有事の際にはデータ復旧まで行えるバックアップシステム「GUARDIAN+R」をご提供し、大切なデータを守り、日々の業務に集中できるようバックアップサポートを行っております。
また、GUARDIAN+Rは、機器の導入設置から設定・保守まで、すべて弊社の専門スタッフが行います。
「新しいNASが欲しいが、設置に時間をかけられない…」
「そもそもNASってどうやって使うの?」といった不安がある方も、安心してサービスをご利用いただけます。
「高い信頼性を誇るQNAP社製NASを採用」「超高耐久HDDを利用」「データ復旧完全無料」「出張設定サポート無料」「安心のクラウド保存」など、様々な安心が詰まったデータバックアップシステム「GUARDIAN+R」の詳細はこちら
安全性を重視して選定された小型サーバーラックも併せてご用意
弊社では「G-SHELTER」という、GURDIAN+R専用に選定した収納ボックスをご用意しております。
GUARDIAN+Rをはじめ、格納するNASなどを「耐震ジェル」や「耐震ストッパー」で転倒防止対策しております。
また、頑丈なケースのため、上から物が落ちてきても直撃を避けられる安心の設計となっております。
同時に複数の機器を入れることができるため、無停電装置(UPS)や他のNASなどを一緒に格納することができ、複数機器の配線を綺麗にまとめることもできます。
ぜひ合わせてご検討ください。
GUARDIAN+Rの設置事例紹介
GUARDIAN+R設置事例(製造業編)
弊社で提供しているデータバックアップシステム「GUARDIAN+R」は、お客様の元に訪問し、設置設定を行っております。
今回は、神奈川県の法人様(製造業)へ導入させて頂いた事例をご紹介します。
お客様は工場部品の製造をされており、製品の管理用データなど、現場で使用する重要なデータが数多くありました。
また、神奈川県外にも事業所を構え、データを共有していました。
以前はHDD4台搭載のNASを利用されておりましたが、事務所の移転に伴い電源を落とし、移転後にNASを再起動するとアクセスエラーが発生してしまい、非常にお困りでした。
データがないと仕事ができず、今後の信頼問題にも関わるため一刻も早い復旧が必要でした。
すぐさま弊社の技術スタッフが現地にかけつけ、出張でデータ復旧を行いました。
技術スタッフがHDDの解析を繰り返し、見事復旧が成功。
お客様にもご希望のデータを確認いただきました。
そして、今後は安心してデータを運用できるよう、
「GUARDIAN+R」を導入されることになりました。
高い信頼性を誇るQNAP社製NASを採用し、高耐久HDDを搭載したNASで、大切なデータをバックアップ出来ます。
さらにこの「GUARDIAN+R」は、弊社のオンラインストレージサービスであるクラウド「TENMA」とも連携しているため、もしもの機器故障時にもクラウド上にデータが保管されるため安心です。
フリーダイヤル:0120-703-845
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