Contents
NASに繋いで使っていた外付けHDDが使えない!?その訳は?
NASを使用されているお客様からこのようなお問合せを頂きました。
外付けHDDがパソコンで使うことができない可能性の1つとして、パソコンが外付けHDDのファイルシステムに対応していないケースがあります。
今回、このファイルシステムに関する問題の説明とお勧めの対処方法をご紹介いたします。
ファイルシステムの違いと、外付けHDDをNASで使う時の注意点
そもそもファイルシステムとは?
ファイルシステム(別名:フォーマット形式)とは、パソコンがファイルを操作するための仕組みです。
ハードディスクやSSD、USBメモリ、SDカード等の記録媒体はこのファイルシステムを設定することで、初めて使うことができます。
このファイルシステムを利用することで、パソコンはHDDやUSBメモリ等の記録媒体にファイルを管理・整理することができます。
言い換えれば、このファイルシステムを利用できなければ、パソコンは記録媒体に保存されたファイルを扱うことが出来ません。
なお、記録媒体にファイルシステムを設定する作業を「フォーマット」と言います。
このファイルシステムは幾つか種類があり、WindowsやMac等のOSとNAS等の機械によって利用できるファイルシステムに違いがあります。
この利用できるファイルシステムの違いが冒頭にある、外付けHDDがパソコンで認識しない、という問題に繋がります。
各ファイルシステム毎のNASの違い
外付けHDDはNTFS形式(Windows用)かHFS+形式(Mac用)で設定されて販売されていますが、NASの機種によっては、NTFS形式やHFS+形式のファイルシステムを利用出来ないケースがあります。
例として、大手通販サイトの売れ筋ランキングTOP20の内17を占め、多くのユーザーに使われているBuffaloo製、IODATA製のNASのファイルシステム毎の対応は下の通りです。
Buffalo製 | ||
---|---|---|
ファイルシステム | NAS側の動作 | |
書き込み | 読み込み | |
NTFS | △ | ○ |
FAT32 | ○ | ○ |
exFAT | ○ | ○ |
HFS+ | △ | ○ |
XFS | 〇 | 〇 |
IODATA製 | ||
---|---|---|
ファイルシステム | NAS側の動作 | |
書き込み | 読み込み | |
NTFS | × | ○ |
FAT32 | ○ | ○ |
exFAT | × | × |
ext2,3,4系統 | 〇 | 〇 |
※〇:可能 △:一部機種で可能 ×:不可能
そのため、NASでバックアップ用に外付けHDDを使う場合、NAS用のファイルシステムで外付けHDDを設定し、バックアップを行う必要があります。
そのファイルシステムがパソコンでは利用できない種類だった場合、今回の問題の原因となります。
ファイルシステムをパソコンで利用できない時の対処法
なお、外付けHDDのファイルシステムがパソコンで利用できなくても、メーカーが提供しているソフトウェアを使うことで、読み込むことができます。
IODATA製:LAN DISK Backup Reader
また、NTFS形式やHFS+形式に対応した上位機種のNASを利用することも一つの方法です。
外付けHDDにプラスαでバックアップをより強固に
今回、NASに直接外付けHDDを繋いで使用する際の注意点をご説明いたしました。
NASに直接繋いだ外付けHDDをバックアップ先として利用することは、有効な手の一つです。
ですが、ファイルシステムの設定によっては、必要な時にデータが使えない事態が生じます。
また、今回は外付けHDDのファイルシステムが原因の場合をご説明いたしましたが、外付けHDD自体が壊れている可能性もございます。
実際、停電によりNAS本体と外付けHDDが同時に壊れてしまったケースもあるので、データのバックアップは「3-2-1ルール」に従って行うことが望ましいです。
「3-2-1ルール」とは、データのバックアップを取る際の理想的な方法のひとつとされる考え方です。
「2種類の異なる機器でバックアップを保存する」
「バックアップのうち1つは違う場所で保管する」
の3点から成り立ちます。
3-2-1ルールに関しては、詳しく紹介している記事がございますので、こちらも是非ご参照下さい。
GUARDIAN+Rなら初期設定から保守までお任せ!
外付けHDDの利用や3-2-1ルールを実行する場合、様々な設定が必要となります。
人によっては、これら設定が煩わしく感じるかもしれません。
加えて、初めてNASを使う人の場合、設定が正しく行えたか、不安を感じることもあるでしょう。
このような方には、弊社がご提案するQNAP社製NASを採用したGUARDIAN+Rをお勧めします。
このGUARDIAN+Rでは、NASの初期設定や設置、バックアップ設定等といった作業を弊社専門スタッフが行います。加えて、万が一NAS本体が壊れた際のデータ復旧保証がついているため、安心です。
また、QNAP社製NASはNTFS形式やHFS+形式の外付けHDDにも対応しています。
何より、弊社のオンラインストレージサービスクラウドサービスTENMAと連携することで、「3-2-1ルール」に則ったバックアップが簡単に実現できます。
NASの導入を検討されている、現行のバックアップ体制に不満がある等、バックアップに関してお悩みがございましたら、弊社までご相談下さい。
フリーダイヤル:0120-703-845
- 北海道・東北 北海道 | 青森県 | 岩手県 | 秋田県| 宮城県| 山形県 | 福島県
- 関東 東京都 | 神奈川県 | 千葉県 | 埼玉県 | 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 山梨県
- 中部 愛知県 | 岐阜県 | 三重県 | 静岡県 | 富山県| 石川県 | 福井県 | 長野県 | 新潟県| 滋賀県
- 関西 大阪府 | 兵庫県 | 京都府 | 奈良県 | 和歌山県
- 中国・四国 広島県 | 岡山県 | 香川県 | 徳島県 | 高知県 | 愛媛県| 鳥取県| 島根県 | 山口県
- 九州・沖縄 福岡県 | 佐賀県 | 宮崎県 | 大分県 | 長崎県 | 熊本県 | 鹿児島県 | 沖縄県