テレワーク導入が会社で決まったとき、共有ファイルをどうするかで頭を抱えるサーバ管理者は多いです。
現状の社内ファイルサーバをVPNで活用できるようにするのか、あるいは別の共有サーバを用意するのか、など悩みの種はつきません。
導入の難易度や管理の煩雑さ、コストを考えると、どの方法を採用すればいいかわからなくなるものです。
今回はその解決策となりうるQNAPのNASやVPN接続について解説します。
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QNAPとは?
QNAP(キューナップ)は台湾で2004年に設立されたNAS(ネットワークアタッチトストレージ)ベンダーです。
エンジニア中心の社員構成のため、技術力の高さと高機能な製品開発が世界的に評価されています。
日本においても、業務用NASサーバーを選ぶ際には有力な選択肢のひとつといえるでしょう。
QNAP社製のNASには直感的に操作できるブラウザUIが搭載されていて、サーバ管理を初めておこなう場合でも扱いやすいのが特長です。
バックアップやファイル共有を含めたデータ管理の機能、ファイアウォールやウイルス対策などのセキュリティ機能を、PCやスマホのアプリのような感覚で操作できます。
ストレージが付属しないNASキットのみの製品であるため、市販のHDDを別途購入して使用します。
専用ストレージがセットになっている製品と違い、予算に合わせて市販のHDDから選ぶことができ、また、故障時の交換なども安く済ませることが可能です。
長期間のサポートがあると同時にファームウェアの更新回数も多く、システムの安定性にも期待できます。
QNAP製品はどのモデルでもSnapshotなどの高機能なツールが無料で使用できるほか、アプリの追加やPCleスロットでの拡張など、カスタマイズ性にも富んでいます。
VPNとは?
VPNは、社内サーバなどのイントラネットへインターネット経由でのアクセスを可能にする方法です。
その際、盗聴や傍受をされないよう通信の安全性を保つために暗号化技術を用います。
セキュリティの関係上、これまで多くの企業のファイルサーバはインターネットを通じて外部から利用できないようになっていました。
基本的には社内でのデータアクセスのみを想定していたためですが、テレワーク導入後は社外からでも共有ファイルにアクセスできるようにする必要が出てきました。
この問題を解決する1つの答えがVPNです。
現在も運用しているサーバをテレワークにもそのまま活用させたいなら、VPNの導入が一番の近道かもしれません。
ただし、VPNの導入にはかなりのコストがかかります。
インターネットVPNの場合だとルーター購入費用と最初の設定で数万円程度の初期費用で済みますが、IP-VPNでは月額費用がこれに加わります。
容量や設置拠点の数が増えれば毎月のコストがどんどんかさんでしまうのが難点です。
また、サーバ管理者がおこなう設定も難しく、ある程度のサーバ運用経験や専門知識を必要としますし、クライアント側の端末にもVPN接続の設定が必要で、テレワーク社員が自力でおこなうには少しハードルが高いかもしれません。
VPNを導入しやすいQNAPのNAS
テレワークに社内のデータサーバを活用するにはVPNが有効です。
しかし、導入の敷居が高いために、なかなか踏み切れないサーバ管理者も多いことでしょう。その問題はQNAPのNASが解決してくれます。
QNAPには「QVPN Service」という無料のVPNサーバー機能がついているので、まずコスト面は完全にクリアできるはずです。
そして「QVPN Service」の最大の強みはサーバとクライアント両方の設定が簡素化されていることです。
このおかげでテレワーク社員に専門的な知識がなくても、端末側の設定をできるようになります。
「QVPN Service」導入後は社内LANでアクセスしたときと同様にNASの共有ファイルを利用できます。
また、NAS以外の社内のデータリソースにもアクセス可能です。NASのほぼ全ての機能をテレワーク社員でも使えるようになるのは大きなメリットです。
QNAPのNASを採用したGUARDIAN+Rはさらにすごい!
国内でQNAP社製NASを取り扱っている業者はいくつかありますが、中でも「株式会社リプラス」が提供する「GUARDIAN+R」は特筆すべきものです。
QNAPが用意した高機能なツールに加えて、最高級の信頼性を誇る「WD Gold」というHDDを採用しています。
MTBF(平均故障間隔)最大250万時間の耐久力を持ち、簡単には故障が起きない優良ストレージです。
さらに、NASやストレージの故障だけでなく、データ消失の際の復旧まで無料対応してくれます。
よほどのことがない限り、データ保全については安心です。
クラウドストレージの自動バックアップや無料スタッフ出張サポートなどもサーバ管理者の心強い味方になるのではないでしょうか。
QNAP専用のVPN接続でテレワークでのアクセスを可能にする!
テレワークにおけるファイル共有方法の有力な選択肢となるのはQNAPのNASです。
VPNの導入はコストがかさむことや管理・設定の難しさがネックになりやすいですが、QNAPならその両方の問題を解決できます。
「QVPN Service」を使えば、無料でVPN環境を構築できますし、通常のVPNよりも設定が簡素化されていて利用しやすくなっているのがメリットです。
さらにおすすめなのは、そのQNAPのNASをベースに構築された「GUARDIAN+R」を導入することです。
元々の高機能に加えて、データ保全にさらなる対策が施されています。テレワーク導入を機会に、「GUARDIAN+R」をぜひ検討してみてください。
また、QVPN Serviceの設定に関してのお困りごとなどもありましたら、お気軽にご相談ください。
フリーダイヤル:0120-703-845
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