Contents
RAIDを構築しただけで安心していませんか?
「NASでRAIDを構築してあるから、データのバックアップは大丈夫!」と思っていませんか?
RAIDの構成によっては一部のHDDにトラブルが発生した際でも機能を維持し続けるよう、耐障害性を高めていますが、データのバックアップにはなっておりません。
つまりデータ自体のバックアップを取らなくても良いということではないのです。
HDDが数本同時に故障、停電による故障、間違ってデータを上書き・削除してしまうなど、RAID構成でも対応できない故障原因はいくつもあります。
この場合、データの保管先が1つだけではどうにもできません。このような事態を引き起こさないためにも、RAIDを構築しているNASもバックアップは必要です。
では、NASへのバックアップとして何が良いのか考えてみましょう。
NAS自体をバックアップするには何がいい?
バックアップ機器は用途に応じていろいろな種類があります。
NAS自体のバックアップ先としてよく使われるのは、以下の3つの機器です。
■NAS
主な使用用途は、ファイル共有、ファイル管理など。
ネットワークを通じて利用可能なため、LAN接続ができれば複数台での利用が可能となり、場所も制限がない。
初期導入が他の機種に比べて少し難しい。
■外付けHDD
主な使用用途は、空き容量が不足した際の補助など。
手軽に購入でき、容量も様々なものがある。
しかし、必ず機器への接続が必要となるため、利用場所が制限される。
■クラウド(オンラインストレージ)
主な使用用途は、ファイル共有など。
インターネットが繋がる環境であればどこからでもアクセスできる。また、PCやスマートフォンなど様々な機器からアクセスが可能。
無料のものもあるが、月額費用がかかるサービスもある。
ネット回線が落ちると使用できなくなる。
参考記事:バックアップ用のメディア
NASのバックアップ先:組み合わせ それぞれのメリット・デメリット
前述したように、バックアップ機器にもそれぞれ使用目的や特徴があります。では、NASと組み合わせた時にどんなメリット・デメリットがあるのか考えてみましょう。
①NAS → 外付けHDD(バックアップ)
保存安心度:★☆☆☆☆(星が多い:安心度高)
メリット
NASと同じ容量のドライブを最初に購入しさえすれば、以降の月額費用はかからないことに加えて、ドライブをまるごとバックアップできるため漏れもなく、復元時もデータを探しやすい。
デメリット
ローカルのHDDは、それ自体の寿命に加えて、火災や落雷などの災害によって、NAS本体もろともデータが消失する可能性があるほか、物理的に盗難に遭う危険性もある。
②NAS → NAS(バックアップ)
保存安心度:★★☆☆☆
メリット
1台が壊れてもそのままの環境で使用することができる。
遠隔地にもバックアップを取ることができる。
RAIDを構築することができるので、耐障害性が高い。
デメリット
初期設定に専門知識が必要。
③NAS → クラウド(バックアップ)
保存安心度:★★★☆☆
メリット
遠隔地にバックアップすることから、NAS本体と同じタイミングで壊れる可能性は低く、ドライブの寿命をユーザが考慮する必要もない。もちろん盗難の恐れもない。 離れた場所でもNASからバックアップを取っているデータの閲覧、編集、取出しが可能である。
デメリット
不正アクセスや情報漏洩のリスクがある為、セキュリティ対策が必要。 月契約または年契約で、定期的な支払いが発生する。 料金を抑えるために、バックアップのデータを選定する必要がある。
NAS自体のバックアップ 強固な組み合わせ!
④NAS → NAS(バックアップ1)
→ クラウド(バックアップ2)
保存安心度:★★★★☆
メリット
①と③のメリットが同時に受けられる。
デメリット
③のデメリットと同様。NASが一台増える分、購入費用も増加する。
⑤NAS → NAS(バックアップ1)
→ NAS(遠隔地:バックアップ2)
→ クラウド(バックアップ3)
保存安心度:★★★★★
メリット
保存台数が増える事により④以上にデータ損失リスクを低減出来る。
デメリット
④のデメリットと同様。
バックアップの組み合わせとして、3-2-1ルールに基づくと、④・⑤は保存安心度が高くオススメです。
また、UPS(無停電電源装置)をつけると安心して運用が出来ますので、導入や方法に関しては是非ご相談ください。
弊社ではデータバックアップシステム「GUARDIAN+R」を展開しています。
この「GUARDIAN+R」には「Dual GUARDIAN+R」があり、2拠点での遠隔バックアップも可能です。
設定に関しても弊社スタッフが行うので、お手を煩わせることもありません。
加えてクラウドサービス「TENMA」もございますので、3-2-1ルールも実現することが可能です。
大切なデータを絶対に無くしたくない方は、弊社までお問合せください。
プロも信頼するおすすめの強いNAS
プロの信頼するおすすめの強いNASをご紹介します。いろいろなタイプのNASがありますので、ランニングコストも含めたコストパフォーマンスの高いNASを見つけてくださいね。
ビジネスシーンで使える保存媒体の条件
条件1 ネットワークからアクセスできる
条件1 | ネットワークからアクセスできる |
機材種別 | サーバ・NAS(Network Attached Storage) |
保存媒体 | 主にHDD(Hard Disk Drive)が使用される・SSD |
使用方法 | 社内のパソコンから、社員が同時アクセスし使用する 大事な要件は、 高速アクセス・動作安定・セキュリティが高く保てること |
QNAPなら | 社員が同時アクセスし使用することができます。 機種によっては、100人~1000人規模の同時アクセスも可能です。 |
条件2 高耐久なHDD(ハードディスク)を搭載していること
条件2 | 高耐久なHDD(ハードディスク)を搭載していること |
機材種別 | 各種OSサーバ・QNAP NASなど内蔵HDDを選べる筐体 |
保存媒体 | Western Digital社等から超高耐久な機種が発売されている |
使用方法 | HDDの耐久性能をチェックすべし! 安価なHDDは故障しやすい HDDは消耗品と捉えて、壊れにくいものを選ぶ |
QNAPなら | 搭載するハードディスクを自由に選択することができます。 自分で選ばなくてはならないため、導入の敷居は高くなりますが、 ・用途に合った容量のハードディスクを導入できる ・ビジネス向けの高耐久なハードディスクも選択できる などのメリットがあります。 |
条件3 災害が起こっても、バックアップから復元できること
G-SHELTERとは突然の災害から機器をお守りするための用具になります。落下防止保護のための強化収納ボックスをはじめ、転倒防止の耐震ジェルと耐震ストッパー、PPバンド機器固定サービス、雷サージ過電流回線保護、無停電装置で地震や停電などに対して対策が取れます。
Dual GUARDIAN+Rは遠隔地に設置した機器同士でバックアップデータを保存し、大切なデータを守ることが可能です。お互いにバックアップする事で、片方の事務所がNASごと被災しても、そこからデータを取り出す事でデータ消失を防ぎます。
条件3 | 災害が起こっても、バックアップから復元できること |
機材種別 | インターネット回線を使って、定期的にバックアップができる機器 |
方法 | VPN回線を確立、もしくは、メーカー独自のアカウント活用 |
使用方法 | 災害が起こり、機器が被災・消失しても復元できる体制が必要 日本は、災害が起こりやすい国です 万一の事態に備えて、BCP対策を構築しておきましょう! |
QNAPなら | 災害発生時、遠隔地にバックアップを取っておけば、機械を失ってもデータを取り戻すことができます。QNAPのNASは、別の拠点に設置したQNAPのNASへバックアップが可能です。また、「QVPN」などの独自のVPNもあり、煩雑なVPNの構築をサポートします。 |
条件4 NAS←・→クラウド同期バックアップに対応していること
災害発生時、遠隔地にバックアップを取っておけば、機械を失ってもデータを取り戻すことができます。QNAPのNASは、別の拠点に設置したQNAPのNASへバックアップが可能です。また、「QVPN」などの独自のVPNもあり、煩雑なVPNの構築をサポートします。
条件4 | NAS←・→クラウド同期バックアップに対応していること |
機材種別 | NASとクラウドを同期させることができる機種を選定 |
方法 | NASとクラウドの親和性が大切、WEBDAV形式などを使う |
使用方法 | データのバックアップに重要なのは、3-2-1ルール ・データはコピーして3つ持つ ・2種類以上の媒体に持つ ・もう一つは遠隔地に持つ |
QNAPなら | QNAPは万全なバックアップ体制もフォローします。 標準搭載されている「Hybrid Backup Sync」は、別機器へのバックアップと、クラウドへのバックアップも可能です。 |
条件5 全国に出張で、設置サポート行ってくれる
条件5 | 全国に出張で、設置サポートを行ってくれる |
機材種別 | NAS・クラウドへの同期 |
方法 | 出張対応にてNASの設置及び設定、バックアップ体制の構築を実施 |
使用方法 | 難しい知識が無くても専門の技術者が現地で設置し その日から使えるスピードが大切! 全国どこでも出張対応しているサービスを選びましょう! |
QNAPなら | GUARDIAN+RはQNAP社製のNASを採用し、高耐久なHDDを搭載したデータ復旧会社が選ぶ最適なNASです。全国に出張で、初期導入やバックアップ体制の構築をサポートします。 |
導入実績
■事例概要
ご依頼主 | 大阪府 建設業 |
機器概要 | TS-253D(Western Digital社製HDD 4TB×2 GOLDモデル搭載) |
使用用途 | 社内のファイルサーバとして運用。また、クラウドへのバックアップを実施 |
Q.御社の概要をお教えください
A.社員数10名の建設会社です。土木工事・建築工事の請負に、企画から、設計・施工・監理のコンサルティングも行っています。
Q.QNAPを導入したきっかけは?
A.事務所設立時より、国産メーカーのNASを使っておりました。社内に情報システムを担当するもがおらず、誰かが買ったものかも定かではありませんでした。
そのNASが、突然故障し、アクセスできなくなりました。バックアップも取っておらず、業務が完全にストップしてしまいました。
インターネットで検索し、梅田(大阪市北区)にある特急データ復旧Win-Get!さんにデータ復旧をお願いしました。幸い、データ復旧に成功し、無事にデータを取り戻すことができました。
その際、担当さんから新しいNASの導入はどうされるんですか?と話題になり、相談したところ、データ復旧保証の付帯した、QNAP社製NASを採用した「GUARDIAN+R」をご提案いただき、導入することになりました。
Q.QNAPの活用法は?
A.まず、以前のNASのように社内の共有ファイルサーバーとして運用しています。
また、一度トラブルに見舞われましたので、クラウドへ毎日バックアップを取っています。
実際に運用してみて、嬉しい副産物もありました。
「MyQnapCloud」を利用し、リモートアクセスが可能になったことです。これまでは、建設現場で「あっ!このデータを使いたかったんだけどな・・・」ということが多々ありました。QNAPではリモートアクセスが可能なので、すぐにタブレット端末等からアクセスが可能で、仕事の効率が向上しました。
Q.実際に導入した評価はいかがですか?
A.ファイルサーバとしても高速で、仕事にストレスがほとんどありません。また、クラウドへのバックアップ設定もフォローいただいたので、災害対策にも結果的になったのかな?と思います。
また、テレワークも継続的に行っていく流れになっていますので、自宅からのアクセスも容易なのが嬉しいところです。一度痛い目を見ましたが、だからこそ、今後はデータの保存もしっかりと行いたいと考えるようになりました。
■担当スタッフからのコメント
会社の資産は「ヒト・モノ・カネ」とよく呼びますが、データもまた、重要な資産です。
今回のお客様の場合、図面データや、提出しなければならない現場写真などです。また、帳簿や、出退勤の管理表など、デジタル化された情報は多岐に渡ります。
大切な資産(データ)をお守りするためも、ぜひ高性能・高品質なNASを導入くださいませ。また、GUARDIAN+Rは設置サポートからバックアップ体制の構築まで盤石なサポートをいたします。全力でお客様のデータをお守りいたします!
フリーダイヤル:0120-703-845
- 北海道・東北 北海道 | 青森県 | 岩手県 | 秋田県| 宮城県| 山形県 | 福島県
- 関東 東京都 | 神奈川県 | 千葉県 | 埼玉県 | 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 山梨県
- 中部 愛知県 | 岐阜県 | 三重県 | 静岡県 | 富山県| 石川県 | 福井県 | 長野県 | 新潟県| 滋賀県
- 関西 大阪府 | 兵庫県 | 京都府 | 奈良県 | 和歌山県
- 中国・四国 広島県 | 岡山県 | 香川県 | 徳島県 | 高知県 | 愛媛県| 鳥取県| 島根県 | 山口県
- 九州・沖縄 福岡県 | 佐賀県 | 宮崎県 | 大分県 | 長崎県 | 熊本県 | 鹿児島県 | 沖縄県